Case: 「まさか自分が」を「やっぱり怪しい」へ
「うちはIT企業じゃないから、狙われるはずがない」。そう仰っていた従業員150名の老舗製造業様。全社員に実施した、事前通告なしの「標的型攻撃メール訓練」で、組織のセキュリティ耐性の脆さが浮き彫りになりました。
管理部を装った疑似攻撃メールに対し、実に45%の社員がリンクをクリック。この結果を単なる失態とせず、「なぜ脳が騙されるのか」という認知科学の視点から全社員向けワークショップを開催しました。特定の誰かを責めるのではなく、「全員で組織を守る」ためのチェックフローを策定。半年間にわたる定期的なショート研修とフィードバックを繰り返しました。
半年後の再訓練ではクリック率が3%まで激減しました。数字以上の成果は、社員が不審なメールに気づいた際、即座にチャットで「これ怪しいです!」と自発的に報告し合う「自立したセキュリティ文化」が定着したことです。